マリオ６４の頃からそうだが、６４の３Ｄスティックで動き回り過ぎると、親指のつけ根あたりから、じわーっとしびれがやってくる、

　ってのを、久しぶりに思い出した。ウッドフォールの神殿、難しいすよ。最初は、まあ時間を遅めておいたしと、のんびり妖精さん集めてましたが、見事に３日間を消費してしまった。いやあ、月の恐さを知りました。今回のゼルダは何度倒れてもOkな代わりに、一度タイムアップしたら数時間の苦労も水の泡と消える非情な作り。夜中に始めて白々と窓の外が明るくなる頃、その非情。こんな夜明けはいやだねえ。そして再び最初の朝。

　二度めの神殿はなんとかクリア。ボスにもけっこうてこずったが、なんといっても親指がしびれまくったのは、姫救出後のデクナッツ執事のおみやげイベント。ダンジョンの中を案内人の行く方向について行くという、前作のゼルダにもあった形式だが、この案内人が、絶妙に見え隠れするんだな。どんなにこちらが速く走っても、わずかに先に角に消えてしまう。このあたりの寝覚めの悪い夢のようなプログラミングは絶妙。絶妙だが、親指しびれる。ここだけで１時間はかかった。途中でお面を着脱するのがコツか。

　神殿内部で印象に残ったのは、たいまつ３本つける部屋の暗さ。ちゃんと暗いんだな。なんとも言えない手探り感。そこにたどりつく前の長すぎる回廊の奥行き感。難解なパズルとか強力な敵キャラより、こういうさり気ない場面に、夢のような過程を感じる。