夕暮れどきの大学を歩く。 この大学は建物の周囲を環濠が掘ってあったり、建物が学部によって異なる設計者の手によるものだったりして、よくも悪くもいくつかの異なる世界にとりまかれたクロックタウン、てな感じなのだが、今日は黄昏のおかげで五割増し。セグロセキレイが屋根の上と柳の枝にそれぞれ止まっている。まことのめがねで覗いたら、たぶんあの屋根に行く階段が学内にあるね。ビービーなわばり争いをする声が固い建物の壁にあたってよく響く。 ムジュラの方はゴロゴロちまちま。まだ神殿で二つめの鍵を手に入れたところ。早く町に戻りたいゴロ。 |