ベティ・ブープの日本訪問
ベティ・ブープ
出身:フライシャースタジオのインク壺
職業:ブプッピドゥ
その経歴と魅力は「ベティ・ブープ伝」(筒井康隆/中公文庫)に詳しい。
ベティさんものの中に、「The language all my own 」(ベティの日本訪問 / 1936 )というのがあって、着物を着たベティさんや日本語で歌うベティさんが 見ることができる。といっても、単なる異国情緒もので片づけるにはできすぎ た逸品で、3コーラスめからの場内挙げてのグルーブは、フライシャー得意の ループ映像も物凄く、心躍るスウィングだ。回転式のセットを使って撮影され た、ちまちました鳥居が見える日本風景も愛らしく、ありがと、ありがと。 京都で「京おどり」を見に行った帰りに、宮川町歌舞練場のそばをぶらついて いたら、舞妓衣装を一般人に貸している「舞香」という店を見かけたのだが、 その看板がなんと、着物に身をつつんだベティさんだった。店の人は「ベティ さんの日本訪問」を見たんだろうか。もしかしたらベティさんが歌ったのは宮 川町歌舞練場だったのかもしれないな。そういえば、舞台のサイズや二階の雰 囲気もそれっぽかった。もっとも、とても飛行機が止まれそうな屋上には見え なかったけれども。
「The language all my own 」の日本語歌詞がこれまた、名訳とも迷訳ともつ かない微妙な味わいなので元の歌詞とともにここに書き留めておこう。作詞作 曲者・訳詩者ともクレジットがないのだが、どなたかご存知の方、 掲示板でご教示下さい。それから、例によって聞き取りによっているので、 まちがいにお気づきの方はこれまた掲示板までご指摘をば。
ひとつだいじなとてよきことば それはわたしのブプッピドゥ、ブプッピドゥ こころしずめばなおさらのこと うたいおどれブプッピドゥ わかれてもこころはひとつ みみにとどめて、ブプッピドゥ おなじみさまや、まことはむねに それでいいでしょ、ブッピドゥッピドゥッピドゥ、ブプッピドゥ Got a language all my own, known in every foreign home, you surely know it is boop-oop-a-doop. If you sing it when you sad, it will always make you glad. You surely know with it is boop-oop-a-doop. If you' re near or far, Doesn' t matter where you are. Song' s in every land or the ocean, boop-oop-a-doop. It 's a song for harmony, if you only sing with me. Oh come on and join me with boop-a-doop-a-doop-a-doop, boop-oop-a-doop.
(98.4.24. 改訂)


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