月別 | 見出し(1999.1-6)


19990115
戦国Turbを少しずつやっている。いま第三話。


19990114
かえるさんレイクサイド第三十三話「泳ぐ切手」。


19990111-13
▼卒論指導モード。いいアイディアはだいたい発表3日前あたりから出始めるのだった。学生とのほとんど戦闘のような対話の中で頭を使う。なにしろやつらはばらばらの起床時間でばらばらにやってくるのだけど、こっちはそれを一人で相手するので、えらいことになる。まあ卒業みやげにこちとらの会話分析粘着力をくれてやるからありがたく日常ゲシュタルト崩壊しやがれ、てなもんだ。会話の話題、身体行動、オーバーラップ、伝承を物語ることなどについて、それぞれおもしろい話が発見できてると思う。


19990110
▼ゼルダの話の続き。今度はホバーブーツのこと。ゲーム表現についてのごく基本的な話です。基本的なことって意外と誰も書かないんだよな。


19990109
▼アキエさんと岡本さんが来る。彦根のClassic Boxで、MacのIIsiが1000円だったんですと(ただしフロッピードライブなし)。HD80Mでとりあえず動くっすよ。あー、ぼくもハイパーカードスタックのブラウズ用にいっこ買おうかなあ。むかし作ったスタックって、いまのマックだと再生が早すぎるし、下手すると止まるんだもん。▼まあ、ハイパーカードに関しては、いまでもさくっと使うことがあるのでいろいろ言いたいことはあるが、言ったところでその先は人頼みだもんなあ。アップルという会社に依存しなければ維持できない環境には、あまり時間を投資したくない。それよかCGIに時間かける方がぼくにとっては有意義。で、ハイパーカードに関しては、あてにならん3.0を期待するよか(万一出たら歓びの舞を踊る くらいには素直なつもりだが)、昔作ったスタックをちゃんと当時のスピードで再生できるってことが肝心なんだ。▼ふなずしを出して食べてるうちに、クラッカーにのっけると、あたかもアンチョビとチーズをカナッペにしたような味わいであることを発見(ほんまかいな)。


19990108
▼ちょっと仕事専念モード。


19990107
▼ゼルダの話を日記でずいぶん書いてきたので、「よりぬき日記」にまとめた。この方式で他にもリンク作れるな。


19990106
▼ゼルダの話の続き。こんどはフックショットの話です。


19990105
▼ゼルダ終わった。いやあよかったす。で、いろいろ書くことはあるんだが、まずはそのエンディングの率直な感想。これからやるつもりのある人はネタばれ注意。▼かえる世界のお正月はどうだったか。かえるさんレイクサイド第三十二話「あまから紙兎」。


19990104
▼はい、ずーっとゼルダです。水の神殿、魂の神殿。ロングフックで標的探すときと、飛ぶ時の一瞬の視点移動は何度やっても気持ちいい。

▼風呂のあかりがついてると猫がにゃーにゃー鳴くので、猫を風呂場に招き入れることにした。で、その猫が、風呂場のフタの上に乗ることを覚えた。人が湯船につかっているときも、半開きのフタに乗る。こちらがリラックスしてると、いきなり目の高さにいるのでぎょっとする。こちらはぎょっとしているのに、面と向かったままだ。それから湯船に前あしを入れては、ついた湯を振り落とす。風呂でしかるのもめんどうなので、そのままにしている。▼で、フタの上で湯加減をみるのに飽きると、猫は上の窓を眺めたり、天井を見る。↑ボタンを使っているのだ。ときどき前あしをあげて飛び上がるそぶりを見せては引っ込める。3Dスティックをちょっと傾けてやめたのだ。と、猫の視覚をゼルダ風になぞる。猫を三人称で見ながら、一人称の視覚を考える。▼最近、視覚を考えるときに、コントローラーで考えてしまう。ギブソンなら、こういうボタンやスティックで表される視覚をどう考えただろう。▼猫は最近、飲み水にまで前あしを突っ込んで湯加減をみるようになった。膝の上に乗ってくる足がなんだか湿ってるのはそのせいだ。

19990103
▼浅草公会堂で初春花形歌舞伎。じつは歌舞伎見るのは初めて。「鶴亀」「寺子屋」。「寺子屋」は、えらい人(道真)の子の身代わりに寺子屋に来た子の首を差しだすという、今の時代からするとずいぶんな話。松王丸の息の量の多い声の通し方が、玄蕃のストレートな声に比べて、わけありの風情があっておもしろい。千代と泣く浄瑠璃の声の息の合わせ方に、人を人形と動かすあやかし見る。しかし、こういうねじくれた親子の情を演じてるのがたった24歳なんて信じられないな。「娘道成寺」も見たかったが時間切れで彦根へ。▼まだ二幕見ただけなのに、松王丸をやった辰之助と源蔵をやった新之助が出るという勧進帳を、はや見たくなってきた。

▼浅草サンダーサンドという菓子を買う。サンダー、つまり雷おこし。片面は雷おこし、片面はパイで、クリームをサンドしたもの。歯が、しなっとパイに触って、すぐに雷おこしにあたって面食らう。ええい、江戸っ子だったらはっきりしやがれい、って感じの味。

▼ゼルダをひさびさにまとめてやる。炎の神殿、氷の神殿、ゲルドの砦、水の神殿。おそろしいことに一神殿数時間はかかるのだな、これが。

19990102
▼浅草へ。朝からなんにも食べてなかったので、いきなり昼飯に今半ですき焼き。でもって、ぶらぶら歩いてお詣りをすませたり店を冷やかした後、寿司。いつも握ってるのはおかあさん一人。都営浅草線で一人で魚を仕入れに行くそうだ。一回が数十kgになるという。魚くさいのよ、タクシーなんか乗るといやがられることもあるし地下鉄のってんの、床に荷物から出た汁が垂れちゃうからスポーツタオルでぬぐってから出るのよ、もう年だから背骨がスキマなくなっちゃってさ、この前も40本くらいお灸打ってもらって、多い人は90本くらい背中に乗せるのよ、ずらっと、ほら、このつぶ貝、まだ中入ってんでしょ、振ったら出てくんだから、ほら、いちばんおいしいとこ残してどうすんのよ、食べてよ、重いの持って来てんだから、殻なんか取ってもらったの仕入れたらいいんだけど、魚だっていらないとこさばいてもらって仕入れたらいいんだけど、人がさばいたのはいつさばいたのかわかんないから、さばく前のをまるまる買うと、どうしても重くなっちゃう、さばいたらこれくらい捨てちゃうのにね▼と言いながら包丁を入れる手の早いこと。▼浅草演芸ホールで正月初席。場内にぱっと入ると、大黒様に恵比寿様、おめでたい襖がこうこうと照らされていて、はなやいだ気分。その気分に酔ってひとことひとことどっかんどっかんウケるのが正月だな。アサダ二世にいたっては、トランプ投げるだけでウケてた。馬治の踊りが小粋。

19990101
▼わたしのNHK批評。どうせなら教育でおじゃる丸全話放映するとか、北島三郎が紅白で「詠人」を歌うとかすればいいのに。▼紅白はしまりがないなあ。久保純子は恐縮してるし、中居正広はバラエティ癖がついて失敗を失敗としてきちんと認めることができない(そういや、まえからよくわかんなかったんだけど、久保純子ってなんで人気あるんだろ?)。美川憲一の衣裳の光処理おもしろし。あなどりがたいテンコー・イリュージョン。小林幸子の衣裳は何がすごいんかTVでは?安室の涙も声の出なさ加減にキャプチャーされて?結局、歌手て歌しかあれへんやん、声しかあれへんやん、の和田アキ子が全部持っていった。

▼近くの北野神社に詣でに行く。テープ音声が祠の中に流れてるのは興ざめだったけど、甘酒はうまかった。ご近所距離、ご近所サイズの初詣はなかなかいい感じ。

▼実家に日帰り。姪はまた大きくなってた。

▼しばらく放ってたゼルダを再開。ああ足もともおぼつかないよ。そのおぼつかない足もとを試すかのような炎の神殿の狭い階段。▼夜中のTVで「スーパーマン3」。イントロからスーパーマンとは思えぬドタバタな連鎖反応シークエンス、タイムボカン並みの世界征服アイディア、タールでトチ狂うヒーロー、鈍くて頭悪そうなヒロイン、笑っちゃうしかないハイスクールメモリー(あのSの字Tシャツのダサいこと)、ピサの斜塔直すとってつけたような野暮さ加減、どこもかしこも真実と正義と(特に)アメリカン・ウェイに対する悪意に満ちた戦いとしか思えない、で、つい全部見てしまう。わはは、これリチャード・レスターが撮ったのか。そうだよ、A Hard Day's nightでナックのリチャード・レスターだよ。▼アメリカン・ヒーローというパブリックイメージがスーパーマン俳優を抑圧する。そう考えると、ジョージ・リーブスやクリストファー・リーブといった歴代のスーパーマン俳優のさまざまな事件とその後日談はどれも精神分析の色合いを帯びる。クリストファー・リーブの映画人生や95年の落馬事故以降のことを綴った自伝Still meはベストセラー、らしいんだけど、WWWでの紹介のされかたを見ると「スーパーマン3」に比べて、あまりにアメリカン・ウェイにいい話。

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